紫外線はこんなに危険

UVは眼に蓄積します。
すぐに影響(症状として)がでない場合もあります。
子供の眼は発育途中、そこへUVの影響を強く受け続けると将来、眼に!!
UVは眼はもちろんのこと、眼の周りのシミ・シワ・たるみ・乾燥の原因のひとつ。
そして白目にシミができることもあります。
大きめのサングラスで眼と眼の周りのUVケアをしましょう!
加齢性黄斑変性症は男性の発症率が高い。
アメリカでの失明原因の上位は黄斑変性症。
近年、日本でも増加傾向にある眼病のひとつで、50歳以降の男性の発症率が高い眼病です。

紫外線とは

紫外線は光の波長で100~400nmの領域の光のこと。
波長の長いものから、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分類されます。

UV-C オゾン層より上空で吸収され地表には到達しません。
UV-B ほとんどがオゾン層で吸収されますが、数%が地表にも到達しています。
UV-A オゾン層では吸収されず、ほとんどが地表に到達してしまいます。
可視光線 人の眼に見える光の波長の領域内

オゾン層は太陽光線中の有害な紫外線をカットするという地球上の生物にとって大変重要な役割があります。 しかしながら私たちの日常生活から排出される塩素、臭素によりオゾン層が破壊され、地表に到達する有害な紫外線量は増加傾向にあります。
オゾン層の厚さが1%減少すると地表の紫外線量は約1.5%増加すると言われています。

ビタミンD の主な働きはカルシウム代謝の調整です。からだの中でビタミンD が合成される場所は皮膚であり、そして合成には紫外線の助けが必要となりますので、紫外線の全てが人体にとって悪いものではありません。

そして有害とされている紫外線はUV-Aと可視光線領域の青色光も含んでいます。有害な光だと言って完全にカットしてしまうと、今まで見ていた青色が青色として見えなくなって、交通信号も正しく視認できなくなってしまいます。
機能性の高いサングラスレンズは有害な波長の光、UV-Aから可視光線領域へ以降していく部分の色を歪ませないところまで抑えるように造られています。

こんなときにもサングラスは大切

海外では通勤・通学時のサングラス着用はもちろんのこと、屋外労働に携わる人達もサングラスを着用。(スキー場、ゴルフ場、警察官、建設関係などなど)
眼病の手術後の眼は特にUVの影響を受けやすいので、適切なサングラスを着用し十分にUVケアをして、眼を守りましょう。(その場合は医師や専門家に相談の上、ご使用ください)
高校野球の試合でのサングラス使用が許可に。
曇の日でもサングラスは必要です。有害な紫外線は曇の日でも約80%以上が透過します。
有害な紫外線は標高が1000m上昇することで10~12%増加すると言われています。登山やスキー場ではサングラス(ゴーグル)は必需品です。
日陰は50%、室内でも10%以下の紫外線が照射されます。

こんな誤解していませんか

UVに対して眼の「強い、弱い」は世界中のどんな人も同じ。眩しく感じるか、感じにくいのかの違い。
アジア人は虹彩が黒や茶色の濃い色の人が多く、眩しさを感じにくい。それに比べ欧米人は虹彩の色が淡い色の人が多いため眩しく感じやすいと言われています。
日本人はどんなサングラスに対しても少なからず、マイナスイメージをもっています。
「カッコつけている」「威圧感がある」「自分のファッションには似合わない」「年齢的に・・・」など。
そして濃い色のサングラスレンズは眼の瞳孔を開く作用があり、そのためUVが眼の奥までとどき影響を与えてしまうと思っている方が多いのですが、UVカットをしているレンズを正しく使えば大丈夫!
UV400nm/100%カットした濃い色のレンズできちんとUVと眩しさを防いでいれば、快適な視界を保つことができます。

サングラスで簡単UVケア

  • 既に持病として眼病をお持ちの方、糖尿病やアレルギー疾患の眼病がある方も予防や病状の進行を抑えるために手軽で簡単にケア出来る "サングラス" を使いましょう!
  • きちんと顔にフィットした大きめのサングラスを使いましょう。
    紫外線は正面からだけでなく、横や上からも入ってきます。ズレ下がってしまったものやレンズの小さいサングラスではいくらUVカットしているサングラスでも効果が半減してしまいます。
    レンズが大きめでズレ下がらないようにしっかり自分にフィットしたサングラスを選びましょう。

サングラスの歴史

昔から人々はサングラス(眼を保護するもの)を使っていました。それは現在のサングラスとは違い、宝石を使ったものだったりと様々な工夫をして、人々は太陽光線から眼を守ってきました。そんな時代を経て、現在のサングラスになって来ているのですが、年々デザインや材料も変わってきています。

眩しさや強烈な太陽光から受ける負担を和らげる目的にのみ使用していました。レンズはガラス製で色は単色のグレーかグリーン、ブラウンが主流でした。
デザイナーズサングラスが登場しプラスチック製の新レンズ『CR39』が市場へ出てきます。単色のレンズに加えグラデーションカラーも登場しカラーバリエーションも増えました。
太陽光線中の紫外線が人体および眼へおよぼす有害性がようやく認識され始め、サングラスで「紫外線防止」が登場しました。
スキーヤーや車、バイクに乗る人たちの要求を満たすサングラスが台頭し、耐久性に優れたレンズ素材「ポリカーボネート」が市場へ登場。一眼レンズ、ミラーコーティングをしたファッション性の高いものや調光レンズ、偏光レンズなどの機能性も重視されてきました。
誰もが日常で習慣的にサングラスを着用。快適な視野と眼の疲労を軽減して、紫外線に加えブルーライトとよばれる紫外線の中でもエネルギーの強い光線からも眼を保護する機能をもったレンズの需要はこれからの環境状況を考えると必要となってくるでしょう。
サングラスは単に遮光性(眩しさを防ぐ)を目的とした商品ではありません。洗練されたファッショナブルなアイテムであり、年齢を問わず誰もが日常で習慣的に着用し、より優れた視認性と瞳を保護するという重要な役割を担っている商品です。